――朝イチ5分で決まる「今日の現場」
現場に着いて、朝礼までのわずかな時間。
この時間の使い方ひとつで、その日の現場がスムーズに回るか、バタつくかはほぼ決まります。
「朝礼さえ終われば、あとは流れでいける」
そう思っている若手現場監督ほど、昼前から慌てることになります。
今回は、朝礼前に必ず確認しておきたいポイントを、現場監督虎の巻としてまとめます。
朝礼前に“これ”を見ていない現場がバタつく理由
現場がバタつく原因は、だいたい同じです。
- 作業の段取りが頭の中で整理できていない
- 危険ポイントを「後で見るつもり」にしている
- 職人さんの動きが想定とズレている
そしてその多くは、朝礼前の確認不足から始まっています。
朝礼前は、現場が静かで、人も少なく、全体を落ち着いて見られる時間。
段取りを考えるには、これ以上ないタイミングです。
朝礼前に必ず見るべき3つのポイント
今日「手を入れる場所」を自分の足で見る
図面や工程表を見る前に、まず現場を歩きます。
- 昨日どこまで終わっているか
- 仕上がりは想定どおりか
- 足元や段差、仮復旧に問題はないか
ここを見ずに朝礼をすると、
「思ってたのと違う」 「ここ、まだ出来てない」
という話が必ず出てきます。
今日“詰まりそうな所”を先に探す
段取りが崩れるのは、うまくいかない所を想定していない時です。
朝礼前に見るべきは、次の3つ。
- 重機が入る動線
- 資材の置き場
- 作業が重なりそうな場所
「ここ、被りそうやな」
「ここ、昼前に止まりそうやな」
これを朝の時点で掴めている監督は、後手に回りません。
今日“終わらせたい形”をイメージする
「今日はここまで進めたい」
これを現場の形としてイメージできているかが重要です。
- どこまで掘るのか
- どこまで舗装するのか
- 終業時に危険な箇所は残らないか
このイメージがないまま朝礼をすると、
作業は進んでも、収まりの悪い一日になります。
朝礼で話す内容は、朝礼前に決まっている
朝礼で何を話すかは、その場で考えるものではありません。
朝礼前に現場を見ていれば、
- 今日の注意点
- 今日の段取り
- 今日の危険ポイント
は、自然と頭に浮かびます。
「朝礼で何話そうかな」と考えている時点で、
まだ現場を見ていない可能性が高いです。
朝イチ5分が、その日の残業を決める
朝の5分を惜しんだ現場は、
夕方に30分、1時間と取り返されます。
- 段取り直し
- 手戻り
- 追加説明
その多くは、朝イチで防げたことです。
まとめ_朝イチの心得
朝礼前にやることは難しくありません。
- 図面を見る前に現場を見る
- 今日の詰まりどころを探す
- 終業時の姿を思い描く
たったこれだけです。
朝礼前の5分は、現場監督の特権。
この時間を制する者が、その日の現場を制します。
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