コンプライアンス室と会社の判断

調査の経過報告

私が退職を決意した部下からのハラスメントの件について、会社はコンプライアンス室と弁護士に調査を依頼しました。


その調査には3ヶ月がかかりました。その間、私は首や顔に発疹が出るなど、吐き気にも悩まされながら、ハラスメントに関わった職員がいる営業所で働かなければなりませんでした。

厳しい日々が続きましたが、起業の準備を進めながら、調査結果の報告を待ちました。


わたし
わたし

今は耐えよう。

この間に起業向けて準備を進めるぞ!



定期的に調査の途中経過について説明を受けました。


そこで、私がハラスメントを認識した時期よりも半年以上前からそのような行為が行われていたことを知らされました。何も知らずに出された飲み物を飲んでいたことや、それを見て笑っていた人たちの気持ちは、私には理解できません。思い出すたびに不快な気持ちになります。

排水溝ブラシを突っ込まれたマグカップでコーヒーを飲ませたり、雑巾を絞った汁を入れたコーヒーを飲ませたり…
一体、何が楽しいのでしょうか?
こんなことをして気持ち悪く思わないのでしょうか?

世の中には、関わってはいけない人がいることを、初めて実感しました。

厳しい処分を求めているわけではありませんが、それなりの処分は必ず課せられると信じています。


個人でも弁護士さんにお願いする

会社では、内部告発などがあった場合に、社員が直接弁護士と話すことができるシステムがあります。もちろん、守秘義務も守られています。
ハラスメントを受けた当初、私はそのシステムを利用して、直接弁護士に相談しようと試みました。

しかし、何度かけても弁護士には繋がらず、社内外での形だけの取り組みなのかと、非常に残念に感じました。


そこで、個人的に弁護士に相談することにしました。


私に、このハラスメントの件を伝えてくれた女性職員が、その行為を目撃していたことと、加害者とのLINEのやり取りがあり、弁護士さんに確認してもらった結果、訴えれば確実に勝てるとのことでした。

その後、会社の弁護士が動き出すことになりましたが、この会社の対応の遅さにもがっかりしました。


また、個人的に弁護士と相談していることは、会社にも伝えました。

会社からの反応は、「加害者を訴えますか?それとも会社を訴えますか?それともどちらもですか?」というものでした。

それを確認したい会社の気持ちは理解できますが、そもそも会社の弁護士に繋がらなかったからこそ、個人で相談したわけです。正直なところ、会社の対応には頼りなさを感じました。


もちろん、会社を訴えるつもりはありません。

加害者がこの件で処分を受けることによって、再発防止に繋がれば、私の退職にも意味があったと考えています。


コンプライアンス室
コンプライアンス室

しっかり調査しますから!
(会社のために)

わたし
わたし

(はいはい…会社のためね…)


処分

3ヶ月の調査の結果、ようやくこの件に関する処分が発表されましたが、それは私が予想していたよりも、事実を曖昧にした内容でした。


具体的なハラスメントの内容も不明確で、加害者側に配慮した対応となっており、とても納得できるものではありませんでした。


「これでは納得できません!」と会社に伝えましたが、はぐらかすような対応をされ、非常にがっかりしました。


後に、直接行為を行った女性職員は、退職金満額を受け取った上で、自己都合で退職しました。

ハラスメントを黙認していたその他の職員については、営業所長の次席である工事長の1人だけが代表して処分を受けましたが、その内容は最も軽い注意にとどまりました。


重い処分を求めていたわけではありませんでしたが、残念というよりも、むしろ呆れてしまいました。
やはり、会社という組織には仕方ない部分もあるとはいえ、責任回避のために動くものだと感じ、少し悲しく思いました。



その後、この件のことを知らずに在宅で業務を行っていた職員から連絡がありました。
私にこの件を伝えてくれた女性職員さんが、営業所長の私と会社に告げ口をしたという理由で、加害者側の女性と数名の男性職員からいじめられていると連絡を受けました。

何もできないまま、彼女はうつ病の診断を受けてしばらく休んでいましたが、間もなく退職することとなりました。

私から見れば、彼女の行動は至って普通のことで、加害者側の方がおかしいはずです。

勇気を出して私に伝えてくれただけで、決して彼女が悪かったわけではないのに、このような事態になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


この一件についても、会社は事情を把握していたにもかかわらず、何の対応もせず、その女性職員の退職を承諾しました。
そして、それに関わった営業所職員たちは、何事もなかったかのように、今も変わらず仕事をしています。

ここでも、会社の対応にはガッカリさせられました。


わたし
わたし

いろいろ納得できません。
会社として、それで大丈夫ですか?

会社側
会社側

仰ることは、ごもっともだと思いますが…
この件は、ここまでということで
今後について、お話しましょう!



正直に言うと、いろいろ思うことはあります。



しかし、前に進むしかありません。
これを一区切りとし、退職から起業に向けて進んでいこうと決意を新たにしました。

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