資材・機材の手配ミスをなくすには?

現場監督虎の巻


現場をスムーズに動かすうえで、資材や機材の手配は非常に重要です。ところが、若手現場監督にとって「発注ミス」や「納期の遅れ」「数量の間違い」などのトラブルはつきもの。こうしたミスは現場全体に影響を及ぼし、職人の手待ちや工期の遅れにもつながります。この記事では、資材・機材の手配ミスを防ぐための基本と実践的なポイントをご紹介します

1. 必要なモノを正確に把握する

手配ミスの原因:
図面の読み違いや、使用場所・タイミングの把握不足により、発注内容が曖昧になる

対策:
まずは施工計画や図面をしっかり確認し、「何を・いつまでに・どれだけ必要か」を具体的に洗い出しましょう資材リストや段取り表にまとめると、情報を整理しやすくなります


2. 早めの段取り・発注を心がける

手配ミスの原因:
直前の手配で納期に間に合わず、工事がストップしてしまう

対策:
資材や機材の納期は、製品によって大きく異なります。特に加工品や特殊機材は、余裕をもって発注することが鉄則です。工程表と照らし合わせながら、1~2週間前には手配を済ませるスケジュールを意識しましょう。


3. 注文内容の記録と共有

手配ミスの原因:
口頭での発注やメモ書き程度の記録により、手配漏れや数量違いが起こる

対策:
発注書や注文メールなど、形に残る方法で業者とやり取りしましょう。また、発注内容を所長や他の監督とも共有することで、ダブルチェックができ、ミスを防ぐことができます


4. 納品確認は現場で丁寧に

手配ミスの原因:
納品時の確認が不十分で、不足や不具合に気づかず使用してしまう

対策:
資材や機材が届いた際は、必ず現場で現物を確認しましょう。「品番」「数量」「品質」に問題がないかをチェックし、不具合があればすぐに業者に連絡を。納品書へのサインは確認後に行うことが原則です。


5. 業者との信頼関係も大切に

資材業者やリース会社との信頼関係があると、イレギュラー時の対応もスムーズです。日頃から丁寧なやり取りを心がけ、無理を聞いてもらうばかりでなく、こちらからも誠実な対応を意識しましょう


まとめ


資材・機材の手配は、現場を止めないための「要(かなめ)」とも言えます。ミスを防ぐには、正確な情報把握と早めの段取り、そして確実な確認作業がカギです。若手のうちは不安もあるかもしれませんが、一つひとつを丁寧に積み重ねることで、信頼される監督へと成長していけます。現場の流れを止めないよう、事前の準備と確認を大切にしていきましょう


コメント

タイトルとURLをコピーしました