「CONCOM(コンコム)」は、国土交通省直轄工事を中心とした建設現場の品質向上を目的とした情報共有サイトです。施工計画書の書き方から現場監理のポイント、各種工事の実例まで、実務に直結するノウハウが詰まっています。
この記事では、若手の現場監督に向けて、CONCOMを「ただの資料集」ではなく「現場で役立つツール」としてどう活用していけるかを解説していきます。
なぜ現場監督にCONCOMが必要なのか?
新入社員研修やOJTではなかなか深掘りできない「現場監理のリアル」。
例えば、施工計画書を作って終わりになっていませんか?仮設の計画、配筋検査、コンクリート打設、鉄骨の建て方――現場には「ここを押さえれば品質も安全も守れる」ポイントが必ずあります。
そんな「押さえるべきポイント」を、具体的な写真や事例で紹介してくれているのがCONCOMです。
現場での活用シーンを紹介
1. 施工計画書のチェックに
「この仮設計画って、現場に合ってるかな?」
そんなときは、CONCOMの「現場監理の達人」シリーズを参照してみましょう。
実際の工事写真と解説で、ベテランが何を見て判断しているかがわかります。
2. 工種ごとの監理ポイントの確認
鉄筋、コンクリート、防水工事など、各工種ごとに必要な確認項目が明記されています。
「何をチェックしたらいいかわからない」若手にとって、実際に使えるチェックリストのような存在になります。
3. 若手への教育ツールとして
先輩や所長が説明するだけでは伝わりにくい部分も、写真とセットで見せれば理解度がぐっと上がります。
社内研修や現場での勉強会資料にも最適です。
CONCOM × 自分の経験で「現場力」を磨こう
CONCOMの内容を「参考書」で終わらせるのではなく、自分の現場にどう当てはめられるかを考えることが大切です。
たとえば、仮設足場の計画なら「自分の現場では搬入路の幅が狭いから別案が必要だな」とか、
コンクリートの打設計画を立てるときに「気温が高いから練混ぜ時間の管理を強化しよう」とか。
CONCOMの情報は、あなたの現場で活きるヒントです。
まとめ
- CONCOMは現場監理の実務に役立つ情報サイト
- 施工計画書の作成や工種ごとの確認に活用できる
- 写真付きで若手にもわかりやすく、教育ツールとしても優秀
- 大事なのは「読んで終わり」ではなく、「現場に当てはめて考えること」
あなたの現場で、明日から使えるヒントが、CONCOMにあるかも知れません。
まずは一度、COMCOMの公式サイトをのぞいてみてください。
とはいえ、CONCOMに掲載されている内容は専門的な表現やベテラン向けの事例も多く、発注者寄りの目線で書かれているところもあり、若手の現場監督の皆さんには少し難しく感じる部分もあるかもしれません。
そこで今後は、CONCOMで紹介されている内容をベースに、若手現場監督の皆さんにもわかりやすく、現場で活かせる形で噛み砕いてご紹介したいと思います。
良い事例があれば、どんどん紹介したいと思いますので、「現場でどう使うか」に加えて、「どう考えるか」を一緒に整理していきましょう。
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