皆さま、お疲れさまです。
第一弾のコマツに続き、今回は建設機械のリース・ファイナンス大手、三菱HCキャピタルをピックアップします。
「機械を買う」ではなく「機械を借りる」視点で、キャッシュフローや金利動向が現場にもたらす影響を探ってみましょう。期
また、三菱HCキャピタルは26期連続増配を達成しており、株主還元姿勢も高評価。私もNISA枠で保有している銘柄です。
三菱HCキャピタルとは?
- 業種:リース・レンタル、金融/ファイナンス
- 設立:2002年(旧・三菱東京UFJリースと日立キャピタルの統合)
- 従業員数:約 4,000 名(グループ連結)
- 特徴:建設機械から自動車、IT機器まで幅広くリース。金利上昇局面でも安定収益を確保しやすいストック事業が強み。
現場監督目線で注目すべきポイント
- リース需要の安定性
建設現場では機械導入コストを抑えるためリース利用が増加。長期契約による収益の見通しが立ちやすい。 - 金利変動リスク
中核事業はファイナンスによる利鞘。日本銀行の金利政策が業績に直結するため、金利動向を要チェック。 - 中古機械の再リース
リースアップ後の中古在庫を再リースする循環型ビジネスが拡大中。資産運用効率の改善に貢献。 - 海外展開
アジアを中心に拠点を増やし、建設需要の高い新興国でのリース契約を強化。
最近の株価動向(2025年5月現在)
ここ数ヶ月、世界的な金利上昇局面を背景に一時的な調整局面が見られましたが、2025年3月以降は半期決算の好調発表を受けて反発基調に。
建設機械リースの新規受注が前年比+8%を記録したことも追い風です。
現場監督的「買いシグナル」
- 金利見通しが安定期に入ると予想される:日銀のイールドカーブコントロール緩和タイミング。
- 建設投資の政府予算増額が確定:インフラ整備予算が拡大するとリース需要がさらに増加。
- 中古機械在庫率の低下:再リースサイクルが回り始めると利益率が向上。
まとめと今後の展望
三菱HCキャピタルは設備投資をリースで賄う現場監督にとって、金利と契約状況を通じた「現場の温度感」を株価で感じ取れる銘柄です。
コマツ同様、長期保有で配当+リース収益の安定を享受しつつ、金利や政府予算のニュースをアンテナ高くチェックしていきましょう。
次回も現場目線で役立つ情報をお届けしますので、お見逃しなく!
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