はじめてでも迷わない着工準備:占用協議→規制図→近隣説明

現場監督虎の巻


着工前に現場が止まる理由の多くは、占用協議・規制図・近隣説明の粗さです。

初めてでも迷わないよう、〈通る資料〉を最短で整える型をまとめました。

合言葉は「要件を先に確定/図で示す/連絡先を一本化」です。


占用協議――最初に決めること

まずは占用協議で、作業条件と提出物の型を先に固めます。

  • 最初に決める:施工日程(平日/夜間)、作業帯(幅・長さ)、占用面積、車線規制の有無。

  • 提出物の型:①位置図 ②平面図 ③規制図見本 ④工程表(予備日) ⑤連絡体制表。

  • 要点:通学時間帯・イベント日・バス停/横断歩道の扱いを協議書に明記。夜間は照度・騒音計画を添付。


規制図(通る図のコツ)

  • 見える要素:車線幅・規制幅・コーン間隔・連結バー・標識種別・点滅灯・見張員位置。

  • 歩行者動線:有効幅1.5m以上を標準(確保不可は1.0m程度で協議、通行止+迂回を検討)。
    自転車は押し歩き or 片側切替を注記。

  • 夜間記載:平均照度・投光器配置・発電機位置・防音対策。雨天時は反射材・水溜り回避を図示。

  • 完成形:A3横・1枚完結。凡例・縮尺・連絡先(所長/代理)をフッターに。


近隣説明(チラシ+対面)

  • 配布範囲:作業帯両側100~200m+騒音・通行影響エリア

  • チラシ必須項目:工事名/期間(予備日含む)時間帯(夜間有)/規制内容(片側交互 等)/担当者・緊急連絡先/苦情窓口/騒音・振動配慮。

  • 声かけ台本:「〇日〇時~この区間で舗装補修。歩道は有効幅〇mを確保、横断は警備員が誘導します。ご不便をお掛けしますがご協力をお願いします。」


当日運用(止めない段取り)

  • 朝礼15分:作業範囲・通行切替時刻・見張員配置・連絡先を読み上げ、カットオフ時刻を宣言

  • 三回巡視:夜間規制時は、日没前/21時/終業時の規制確認+写真記録(開口・点滅灯・誘導連続性)。

  • KY活動:通学帯・自転車・高齢者の転倒、救急搬送ルート塞ぎを重点共有


チェックリスト

□ 占用協議:提出物5点(位置図/平面/規制図/工程/連絡表)
□ 規制図:歩行者通路幅1.5m・自転車処理・夜間照度・凡例/縮尺/連絡先
□ 近隣:配布範囲設定・チラシ必須項目・対面説明(要望メモ)
□ 当日:朝礼15分・三回巡視(写真)・カットオフ宣言


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まとめ


占用協議で要件を紙に確定し、規制図で一枚で見せ、近隣説明で事前に合意する。
——この三段ができれば着工は止まりません。

まずは本記事のチェックリストを写経して、あなたの現場用に上書きするだけでOK。



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