建設業界では、若手人材の確保が年々難しくなっています。
現場によっては後輩が入ってこないまま、何年も一番下の立場で働き続けることも珍しくありません。
だからこそ、せっかく後輩が配属されたときはチャンスです。
年齢が近ければ相談や雑談もしやすく、お互いにとって良い刺激になります。
この記事では、初めて後輩を迎えたときに意識しておきたいポイントを3つに絞ってまとめました。
信頼関係を築く
後輩ができたら、まず大切なのは信頼関係を作ることです。
最初から「指示・命令」だけでは距離ができてしまいます。
仕事以外の会話や昼休みの雑談など、日常的なコミュニケーションを意識しましょう。
また、自分のミスや経験談もオープンに話すことで、後輩も安心して質問や相談ができる雰囲気になります。
目的と理由をセットで教える
新人・若手にとって、一番つらいのは「何のためにやっているか分からない作業」です。
指示を出すときは、
- 「この作業の目的」
- 「なぜこの手順なのか」
を必ず伝えるようにしましょう。
理由を知ることで、作業の理解度が高まり、応用力も身につきます。
「ただやらせる」から「理解して任せる」に変えることが、成長を早めます。
成長を見える形でフィードバックする
後輩のやる気を引き出すためには、できたことや改善点を具体的に伝えるフィードバックが欠かせません。
- 良かった点をまず伝える
- 改善点は具体的な行動に落とし込む
- 次回に期待していることを伝える
このサイクルを繰り返すことで、後輩は着実に成長します。
また、成長を記録しておくと、自分自身の育成スキル向上にもつながります。
まとめ
初めて後輩がつくと、戸惑いや責任感から構えすぎてしまうこともありますが、
- 信頼関係を築く
- 目的と理由を伝える
- フィードバックで成長を見える化する
この3つを意識すれば、後輩の成長と現場の雰囲気が大きく変わります。
「育てる経験」も現場監督としての大事な財産になります。
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