初めての公共工事でつまずきがちなのが電子納品。
検査前に慌てないよう、若手監督でも回せる最短ルートをまとめました。
ポイントは着工時に型を決める/毎日そこへ入れる/検査2週間前で凍結です。
今回は電納ASPer(エスパー)で運用することが決まった前提で、若手監督が「今日から迷わず回せる型」をまとめます。
合言葉は、最初に型を決める/毎日そこで完結させる/検査前に凍結するの3つ。
着工前にやること(初回30分)
- 工事サイト作成:工事名・工期・場所・発注者名を登録。
- 権限と回覧ルート:監督員=承認、監督補助=確認、元請=起票、協力会社=限定閲覧。打合簿/提出書類/写真のルートを文書化。(ルートは発注者に確認。)
- フォルダ雛形:
01_契約02_計画03_品質・出来形04_安全05_写真99_提出用を作成。 - 命名規則:半角英数・日付yyyymmdd・連番(例:
20251030_Uroute_001.pdf)。
日次運用(紙と二重にしない)
- 打合簿:ASPerで起票→回覧→承認。メール・口頭合意は添付して一元化。
- 履行報告:日々の出来高・人員・機械・安全事項を同一フォームで。写真は関連レコードへ紐付け。
- 写真:アプリ黒板を要領に合わせて固定(工種・細別・位置・方向)。取り込み後は
yyyymmdd_kind_###.jpgで自動/一括リネーム。
書類・図面のコツ
- PDFは検索可で作成(スキャンはOCR)。
- 版管理:図面は
_revA/_revB、提出書類は日付付きで履歴を残す。どれが最新かわかるように。 - 様式:様式はASPerのテンプレを優先。提出時にPDF化し、元データは別フォルダに退避。
モバイル活用(現場で完結)
- 現場から打合簿の下書き→帰社後に添付を足して回覧。
- 写真は現場でカテゴリ選択まで済ませる(後で探さない)。
- 通信不安定時は端末内に一時保存→帰社後に一括同期。
検査2週間前の「凍結フロー」
- 99_提出用へ必要データをASPerのエクスポート機能でコピー(閲覧のみ)。
- 目録(ファイル一覧)を自動出力→不足・重複・命名ミスを洗う。
- 監督員と事前確認会→差分は元フォルダで修正→再エクスポート。
よくあるNG
- メールで合意→ASPer未登録(証跡が分散)。
- 図面の最新版不明(revなし)。
- 写真が黒板項目と台帳項目で不一致。
- 検査直前に一括アップ(命名崩壊・時間切れ)。
まとめ
ASPer運用は「型を先に作り、毎日そこへ入れ、検査前に凍結」の三段だけ。
若手でも、この型を守れば迷わず回ります。
困ったら、回覧ルート・命名・版管理の3点を見直してみてください。
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