歩道工事の現場でバリケード未設置のまま開口部が放置され、夜間に通行人が転落して負傷した――そんな報道がありました。
舗装・電設の入替やマンホール改修など、歩道の工事では「一時的な穴」や段差が避けられません。
だからこそ、その日作った穴はその日守る。
今回の記事では、若手監督が今日から徹底できる夜間の開口部管理を整理します。
原則:開けたら囲う/囲えないなら塞ぐ
- 囲う:自立式バリケード+A看板+連結バー/チェーン。最低2方向から認識できるよう反射材と点滅灯を併用。
- 塞ぐ:合板・鉄板・蓋で実開口を物理遮断。ズレ止めと滑り止め、荷重条件の掲示をセット。
- 見せる:夜間の可視性は昼の3倍意識。コーン単体はNG、連結・反射・発光で「線」→「面」に。
夜間体制:点検→記録→是正を1セット
- 点検担当を指名(監督or職長)。日没前・21時・終業時の3回巡視を標準化。
- チェック項目(要約):①開口の完全遮断/塞ぎ ②誘導サインの連続性 ③点滅灯の点灯 ④段差の養生 ⑤車道側からの認知。
- 記録:巡視時刻・是正前後の写真を日報に添付。地名+起終点+距離で場所を特定。
歩行者動線は「連続」させる
- 車いす・ベビーカー幅(最低900mm目安)を確保。確保できない場合は通行止め+迂回を明確表示。
- 夜間は明るい側へ誘導。仮設照明は照度むらを作らない配置に。
- 交差点・横断帯の近傍は開口禁止を原則に(やむを得ない場合は昼間施工へ振替)。
責任の置き場を明確にする
- 「養生責任者」を日々指名し朝礼で周知(不在時の代行者も指名)。
- 日中に開口を作る班は、夜の姿で引き渡す(仮設完了の写真とチェック表で完了宣言)。
- 警察・自治会・管理者への夜間連絡先を掲示し、緊急時に誰が走るかを決めておく。
まとめ
夜の歩道は、通勤・通学・買物・ランナー・子どもが通る生活動線です。
バリケードは「置いた」ではなく「効かせる」。
そのための三点巡視・写真記録・責任者明示を今日からルール化しましょう。
第三者災害は、段取りと注意で確実に減らせます!
今日もご安全に。
(※本記事は一般的な安全実務をまとめたもので、各現場では仕様書・占用者指示・警察協議の内容を最優先してください。)
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