「毎日帰るのが遅い…」「結局今日もやり残しがある…」
建設現場の若手監督の多くが、時間の使い方に悩んでいるのではないでしょうか。
本記事では、施工管理の仕事を効率よく回すための「タイムマネジメント術」を紹介します。
ムダな残業を減らし、メリハリのある働き方を目指しましょう。
1. 「現場にいる=仕事してる」ではない
まず最初に見直したいのが、「長時間現場にいれば仕事してる」という思い込み。
目的なく現場をうろうろする、合間時間にスマホをいじってしまう…そんな“なんとなく仕事”が積み重なっていませんか?
意識するべきは、「成果の出る行動」に時間を使うことです。
意識すべきポイント:
- 現場滞在時間ではなく成果で仕事を評価する
- 「今、自分は何のために動いているか」を自問する
2. 朝イチで「今日やること」を3つ決める
出社したらまず、今日の最重要タスクを3つに絞って書き出しましょう。
「今日やるべきこと」を見える化するだけで、仕事に優先順位が生まれ、時間の使い方が変わります。
ポイントは「なんとなくやりたいこと」ではなく、「今日やらなければいけないこと」を選ぶこと。
例:
- 10時までに写真整理を終える
- 昼までに工程会議の資料作成
- 15時から近隣住民への説明回り
3. 仕事を「まとめて処理」するクセをつける
電話に出るたびにメモが中断、作業の合間に急に図面を見始める…
こんな“つまみ食い”スタイルは、集中力と効率を下げます。
業務はなるべく「まとめて処理」することが鉄則。
写真整理・書類作成・電話対応・打合せなど、同じ系統の仕事をブロックでまとめて行いましょう。
例:
- 午前中は現場対応に集中、午後は事務処理タイム
- 写真整理は毎日17時〜30分集中して片付ける
4. 「時間のかかる仕事」を先に終わらせる
人はどうしても、簡単な仕事から手をつけたくなるもの。
しかし、時間がかかる作業を後回しにすると、結局夜にズレ込み、残業の原因になります。
一日のエネルギーが高い午前中に、重たい仕事に取り組むのがポイントです。
おすすめの順番:
- 午前中:資料作成・計画書作成など頭を使う作業
- 午後:現場確認・打合せ・写真整理など体を使う作業
5. 1日の終わりに「振り返りと翌日の準備」
終業前の10分を使って、「今日やったこと」「やり残したこと」をメモしましょう。
次の日の段取りも合わせて確認しておけば、翌朝すぐに動き出せます。
やるべきこと:
- 日報や写真台帳の記入をその日のうちに
- 翌日の作業予定を確認し、資料や図面をセット
まとめ:時間の使い方で、現場の成果が変わる
施工管理はただでさえ業務が多岐にわたり、1日があっという間に過ぎていきます。
だからこそ「自分で時間をコントロールする力」が、他の誰よりも求められます。
残業を減らすことは、ただの時短ではありません。
それは、質の高い仕事をし、周囲から信頼される監督になるための第一歩です。
今日からできる小さな工夫で、時間の使い方を変えていきましょう!
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