「保険には入ってるから安心」——そう思っていたら、実は保険料が担当者に横領されていた。

現場監督虎の巻

最近、生命保険会社の営業担当者による顧客からの金銭詐取事件相次いで発覚しています。

大手生保でも不祥事が表面化しており、長年信頼して任せていた担当者に裏切られた被害者は少なくありません。


何が起きているのか?

手口の多くは、担当者が顧客から「現金で保険料を預かる」形で着服するものです。領収書を偽造したり、「口座引き落としに変更した」と嘘をついて保険を失効させたりするケースもあります。気づいたときには保険が無効になっていた——という最悪の事態も起きています。

特に被害を受けやすいのが、多忙で書類確認の時間がない人です。現場監督のように日々の仕事が忙しく、「担当者に任せっきり」になりがちな人は要注意です。


これ、建設現場でも「他人事」じゃない

「信頼していた相手に金をごまかされる」——実は建設業界でも、構造的に似た問題が起きやすい土壌があります。

現場監督は日々、下請け業者・材料業者・労務費など多額のお金の流れに関わっています

忙しさにかまけて「いつもの業者だから大丈夫」「会社の経理が見てるから」と思っていると、足元をすくわれることがあります。

実際に建設現場で起きやすい不正の例を挙げます。

  • 材料費・外注費の水増し請求——実際より高い単価や数量で請求書を出してくる。長期取引の業者ほど発覚しにくい。
  • 架空の労務費計上——実際には来ていない作業員の日当を請求する「幽霊作業員」問題。
  • 現場の小口現金の使い込み——雑費・消耗品費などの小口現金は管理が甘くなりがちで、横領の温床になりやすい。
  • キックバックの要求——業者選定の見返りに金品を要求・受け取る行為。贈る側も受け取る側も罪に問われます。


現場監督として押さえるべき4つのポイント

① 請求書と実績を必ず突き合わせる

「いつも同じ業者だから」と請求書を流し読みしない。数量・単価・工種が現場の実態と合っているか、自分の目で確認する習慣をつけましょう。

② 複数の目を入れる

発注・承認・支払いが一人に集中する仕組みは危険です。会社として牽制機能を持たせることが重要ですが、現場監督自身も「自分一人で抱え込まない」意識が大切です。

③ 小口現金は記録を徹底する

金額が小さいからと記録を省かない。領収書の保管とノートへの記録を毎日習慣化するだけで、不正の抑止力になります。

④ 違和感を「まあいいか」で流さない

「この請求、なんか高くないか?」「あの作業員、本当に来てたっけ?」という小さな違和感が不正の入口です。生保詐取の被害者も「なんとなく変だと思っていた」と後から証言するケースが多い。その直感を大切にしてください。


まとめ

現場では「安全は自分で確認する」が鉄則です。それはお金の管理も同じです。信頼することと確認することは矛盾しません。

生保の問題は「他の業界の話」ではなく、忙しくて確認を人任せにしがちな人が狙われるという共通点があります。

現場監督こそ、お金の流れにも目を光らせておきましょう。


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